ジュネーブモーターショーに最新ディーゼルエンジン搭載の新型アコード登場


第78回ジュネーブモーターショー(The 78th Geneva Auto Show)では、多くのメーカーが環境性能をアピールしています。

原油価格の高騰および西欧での高燃費車規制強化により、燃費がよく環境にも優しい車はメーカー、ユーザー双方にとって垂唾の的となっています。

16日までの期間中に70万人以上の来場者が見込まれる今年のショーには、250社から130のニューモデルが出展されますが、うち20車種は電気、水素、バイオ燃料などの代替エネルギー車となっています。

欧州連合(EU)は、2012年から域内で販売する新車の二酸化炭素(CO2)排出量を走行1キロ・メートル当たり120グラムに抑制する新規制を導入します。

そのため、代替エネルギー車だけでなく、化石燃料車のエコ化も更に進めています。

独フォルクスワーゲンはディーゼルエンジンと電気モーターを組み合わせた「ゴルフTDIハイブリッド」の試作車を出品しています。

このゴルフTDIハイブリッドの1キロメートルあたりのCO2排出量は、従来より35%少ない約89グラムとなっています。

欧州の自動車メーカーは現在、欧州市場の低迷とアジアのメーカーとの熾烈な競争という試練に直面しています。

欧州の2007年度新車販売台数は1600万台で1.1%の伸びを示しましたが、2008年1月には0.3%減少。

また、2007年度販売台数が東欧では14.5%伸びたのに対し、西欧では0.2%増と、域内の格差も広がっています。

こうした状況を踏まえ、メーカー各社は通常車に加えRV車のラインナップを細分化し、ユーザーの多岐にわたる要望に応える努力を惜しみません。

そんな中、異色の存在が水陸両用車「sQuba」。

潜水できる水陸両用コンセプトカー「sQuba」は大きな話題を呼びそうです。

オープンカーのため、潜水中、乗客は水中マスクを使用することになります。

映画007のジェームズ・ボンド(James Bond)が運転する水陸両用車にヒントを得て開発したと言うスイスの自動車メーカー、リンスピード(Rinspeed)のフランク・リンデルクネヒト(Frank Rinderknecht)社長は、「空を飛ぶように水中を進む車両をどうやって実現させようかと、30年間ずっと考えてきた。ついに夢がかなった」と語っています。


一方の日本勢は、トヨタが大人が3人乗れる実用性を保ちながら超小型のサイズを目指す「iQ」の試作車を出品しています。

また、ホンダは6月から発売する予定の欧州仕様のアコード(セダン)と、ワゴンのアコードツアラーを出品しています。

新型アコードは、これまでの伝統というべきスポーティーな外観はそのままに、より洗練されたデザインとなっています。

特にワゴンのアコードツアラーは、ホンダらしくスポーティーかつオシャレなデザインで、かなり注目を集めそうです。

新型アコードは安全性も更に進化しており、VSA(車両挙動安定化制御システム)が全車に標準装備されるほか、LKAS(車線維持支援機能)、ACC(車速/車間制御機能)、CMBS(追突軽減ブレーキ)など、先進のデバイスをオプションで用意しています。

しかし、新型アコード最大のウリは、何と言ってもエンジンです。

新型アコードには、ガソリン仕様に2リッターと2.4リッターの2種類のi−VTECユニット、それにディーゼル仕様に2.2リッターのi−DTECの1タイプと、計3タイプが用意されています。

いずれも欧州の次世代排出ガス基準「Euro5」をクリアするクリーンな排出ガス性能を誇っています。

やはり新型アコードで気になるのは、ディーゼルエンジンi−DTEC搭載車です。

最新型のディーゼルエンジンだけに騒音や振動は徹底的に抑え込まれ、時速200キロで走行しても会話を楽しむことが出来るレベルに達しています。

更に、リッター18kmと燃費性能も優秀です。

価格はガソリン仕様より30万円ほど高くなるようですが、年間走行距離の多い人にとってディーゼル仕様の新型アコードは大いに気になる存在となりそうです。


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